ほおづき

志乃ちゃんは自分の名前が言えないのほおづきのレビュー・感想・評価

3.5
極度の吃音症で人前に出ることすら難しい女の子と
音楽で成功したいが音痴な女の子が
バンドを組んで文化祭に出るお話。

すっきりとしたサクセスストーリーではないのだけど、それぞれの”障害”を乗り越えて希望を見出してく途中までは最高にいいおはなし。

途中までは・・・

いいかんじに突き進んでいた物語のいいかんじのところで、男の子が乱入してくるあたりから物語が脱線し始める・・・
確かに、このまま二人でうまくいってしまっては物語ではなくなってくるから、二人に立ちはだかる物語の壁みたいなものが必要なのはわかるけど

その男の子が滅法うざい。

たぶんこの子もまた、ADHDという”障害”を抱えているという設定なのだろうとは思いつつも
個人的に生理的に受け付けないタイプの男子だったので、そこからの失速感は大きく
ラストもいい感じのことを言ってはいるけど
モヤモヤが残ってしまった・・・

全然関係ないけど
「百合に男キャラ出すな!」と言ってる人たちの気持ちがちょっとだけ理解できた。