観始めはありふれた作品なのかと思ったけど、進むにつれてどんどん物語に深みが増し、展開が気になって楽しめた。演出は作り過ぎてる感はあったけど、田舎街の高校生の瑞々しい日常が上手く描けていたと思う。
原作がそうだからだと思うけど、時代設定を90年代のまま映像化したのも良かった。バンドをやるというニュアンスは現代と90年代では少し違う気がするから。それに加えて、演奏するカバー曲の選曲がとてもセンス良く、音楽への強い愛情を感じた。
ラストの締めくくり方は、もっとわかりやく丁寧に、その時の登場人物の感情を描くことができたんじゃないかと思う。突然バツんと切れて終わったような印象があったので、そこだけ残念に思う (●'ᴗ'●)✧
