「響 HIBIKI」
本作は映画初出演となる「欅坂46」の平手友梨奈主演で、文芸の世界を舞台に15歳の天才女子高生小説家を主人公にした柳本光晴の人気漫画「響 小説家になる方法」を映画化したもので、Netflixで配信されていたため初鑑賞したがこれは面白かった。久々にここ最近作られた邦画で集中しながら見れた作品だ。主人公のケタ外れの作家性を持っている女の子がかなりいかれていて、暴力振ったり、やられたらやり返す的な感じで周囲を巻き込んでいく波瀾万丈な青春ストーリーで、芥川賞や直木賞の選考委員やそういった裏のやりとり事情が見れて非常に面白かった。小栗旬のエピソードは悲しいし、柳楽優弥のエピソードもなんだか悲しく感じるし、あのハーフの女の子のエピソードも悲しいけど、主人公の女の子のエピソードは良いんだか悪いんだか、とにもかくにもやりたいことを貫く感じが良かった。月川翔監督の他の作品も見てみようかな。サイコパスもの、爽快感が欲しい人はオススメ。
