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響 -HIBIKI-のwatarihiroのレビュー・感想・評価

響 -HIBIKI-(2018年製作の映画)
4.2
劇場鑑賞101本目

木蓮という文芸雑誌の編集部に一つの原稿が届いたがデータの提出が必要なため廃棄にされかけていた。たまたまある編集者のその原稿を取り出し、読んだら状況は一変。編集者は世に出すべきだと強く思う。その傑作のタイトルは『お伽の庭』で、作者は女子高生という若者。だが、自分の考えを突き通す心の強い人間で許せない事があるとすぐ感情剥き出しになる少女だった、、、。

原作未読で、何も知らなかったですが本当に楽しめました。若いけど精神的にかなり強い。だけど強すぎるが上に思いがけない方向となって周りの人は混乱。かなり強い性格だけど本に対する愛情は絶大。このキャラクターから出るプロの流儀的な感じも出て魅力的でした。

見た目は大人しそうだけど中身は強い。そんなギャップが本作の魅力の一つでもありました。新人賞、芥川賞と直木賞での文学の戦いが良かった。

ストーリーは楽しめたものの何かと物足りなさは感じました。無意味にもっともっと深く掘り下げてほしいと思いました。

久々すぎるアヤカ・ウィルソン。美形だ。パコと魔法の絵本の時と比べたら凄い成長ぶり。

柳楽優弥、小栗旬、北川景子といった強いメンツ。北川景子は良かったです。喜怒哀楽溢れて素晴らしい編集者っぷりでした。
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