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響 -HIBIKI-のzeroのレビュー・感想・評価

響 -HIBIKI-(2018年製作の映画)
2.8
原作の知識はなく、あぁ平手が出る作品なら観てみたいなぁと思った程度なのが第一印象です。
何度か予告を観ていく内に、小説にまつわる要素があることを知ったので関心は強くなりました。

主人公の発言や行動は、現実世界ではそう思っても常識的に考えたら出来ないよねってものがたくさん。
様々な場面でストレスが溜まる世の中でこんな素直にいられれば…って思うのかなぁ。
たしかに、媚び売ったりせずに思うがままに行動できればいいと思うし理解できるんですが、ちょっと非現実的すぎて評価がわかれるポイントかもしれません。

漫画の世界だからこその非現実的を楽しむストーリーですが、リアリティからかけ離れていて逆に衝撃を受けない展開も。
たくさんの架空小説作品が出てきますが、何一つ中身がわからないので作中の人物と自分との温度差がどうしても激しくなってしまいました。

平手友梨奈に関しては、たしかに世間が持つイメージと役柄がマッチして、彼女にぴったりだ!!と評価されるかもしれません。
「欅坂46の平手友梨奈をPRする映画」と感じてしまうことも。

個人的には、本当に評価されるのは普段のイメージ通りとは少し違った役柄を演じたときかなと思います。
そこには行かず、イメージに合う役しか演じないならそれはそれでいいとも思いますが。

色々と引っかかる気持ちがありますが、一つのエンターテイメントと考えればそれなりに楽しめたかなと思いました。
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