キミシマユウキ

響 -HIBIKI-のキミシマユウキのレビュー・感想・評価

響 -HIBIKI-(2018年製作の映画)
4.0
出版不況に苦しむ文芸雑誌「木蓮」編集部に、応募要項を一切無視した新人賞応募作が届く。破棄されるはずだったその作品に一人の編集者が目をとめたことから、世界は変わり始める・・・

『君の膵臓を食べたい』『センセイ君主』の
!!月川翔監督!!
による人気漫画の実写映画。
主演は欅坂46の絶対的エースにして
映画デビュー&初主演の脅威の新人
!!平手友梨奈!!
興味なかったけど周りの評価が高くて鑑賞。



「私は死なないわよ。
まだ傑作を書いた覚えはない」


予想外にめちゃくちゃ心に刺さった作品。
文芸界に彗星のごとく現れた少女とその周りの人々の話。
とにかくこの主人公響ちゃんが徹底的に自分の信念を曲げなくて最高。
「世の中はこうだ」
「世間はどう思っている」
「皆はこう言ってる~」
と周りの目ばかりを気にするのが大嫌いな自分にグサグサ刺さる。
こんなカリスマが周りにいたら自分も心酔してしまうんだろうなぁ
映画の展開はある程度先が読めたが、主人公響ちゃんが何をするかは全く読めなくて面白い!!

そして何よりこの映画は平手友梨奈を中心に全てが動いている!!
周りの豪華わき役キャストがすべて引き立て役に見えるほどの存在感とカリスマ性!
本当にこれがデビュー作!?痛烈すぎるぞ!!
原作者も監督もやるなら彼女しかいないと考えていたらしく、
たしかに見終わった後調べれば調べるほど響=平手のシンクロ感がすごい。
今後女優としてどういうキャリアを踏み出すかわからないが、これ以上のハマり役があるのか心配だ。
脇は小栗旬とか高嶋政伸とか柳楽優弥がうまく引き立てていたのと、
『パコと魔法の絵本』の美少女子役アヤカウィルソンが大きくなってて驚いた。
あと性格悪い小説家役の北村有起哉がめちゃくちゃいい仕事していて見直しました。
北川景子だけは演技が苦手なのでマイナス要素かな…。

ラストのシュールな展開まで自分好み。
完全にこれをキッカケ平手ちゃんのファンになりました。けやきのライブ行きたいです。
渡辺梨加ちゃん推しから変更します。ありがとうございました。


「文句があるなら私にどうぞ」

カリスマ映画好き、欅坂46のファン、超大型新人女優のデビュー作を見ておきたい方にはオススメの作品。