一男は(主役としての)求心力が足りない。影が薄い。
九十九は終始意味ありげな設定だったけど、突然消えた謎を最後まで引っ張るためとかお金がどうのこうの考えるためとかだったらちょっとうざい。
一男の奥さんは察して察してで面倒くさい。旦那さんは働き通しで必死に切り詰めてるのにバレエが娘がとくどい。三億円当たった話に靡かないところが重要なのかな。
藤原竜也のパートは面白かった。胡散臭いの塊なのにカリスマ性があって、目の前で「絶対に叶いま~す!」と握りこぶしをギュッとされたら騙されてしまいそう。
エリカさまは庶民的になっても美しかった。
「自分の頭の中で行ったり来たりしたもの、あれが金の正体や」
「貯めて貯めて貯めて、通帳の桁数にニンマリして、使わずに死んでいく。お金ってそういうものなの、あることが重要なの」
視聴一度目はサラッとしすぎて面白みがなかった。二度目は割と伝わった。大金を持ち逃げした友達を最後まで信じられるってすごい。振り回されるほどのお金持ちでもない自分にはいい気休めにはなった。