み

億男のみのネタバレレビュー・内容・結末

億男(2018年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

北村一輝さんと藤原竜也さんに笑いが止まらない、やばいですねこのおふたり!!

前半、胡散臭い金持ちの持論に頭ぐちゃぐちゃにさせられて、目と頭疲れた〜(笑)日本の億万長者のギトギトな映像のあと、モロッコの壮大な風景と友情と「芝浜」を思い出して悟った気にさせられそう

だが、劇場を出たらそうはいかん

キャッチコピーの「お金とは何か」
文化的な生活に必要なお金と、それ以上のお金。それは分けて考えた方が健康的なんじゃ…問題は大金の方



すごくもやもやしたのが、
一男の奥さん。夫が必死にお金の工面して、ともすれば身体も精神も壊しかねないのに支えようとしていたのか?3億円手に入れたと言う一男に向かって「あなたは変わってしまった」と言ったが、その時点では一男はまだお金使って(使えて)ませんよ、、そこまで言います?
離婚したい理由はお人好しで借金抱えた夫と暮らせないと思ったからじゃないんですか、夫が変わってしまったと突きつけるのはちとずるくないですか
…すいません、佐藤健さんの妻に厳しすぎかもしれないです(笑)でも実は夫の重圧を減らすための離婚なのか?!最後の涙の意味はどれー
娘が素直に父がお金に困っていると心配していて、気持ちは少し安らぎます

九十九が実は大金を持っていると知った一男の反応が、どきっとした。そこが一番グサっと刺さりました

鑑賞後、お金以外の人生の価値観についても考え込んだら止まらなくて病みそうだからストップ!笑
ウルフオブウォールストリートよりはリアリティあるお金の噺で、
あれやこれや脳みそぐるぐるさせられるパワーある映画でありました
み