このレビューはネタバレを含みます
『もし3億円が手元にあったら?』
誰もが一度はしたことのある空想の結末を、垣間見させてくれた映画。
一男が終始いいやつ。最後まで九十九を信じ続けてて、この人は幸せになるべきだと思った。奥さん戻ってきて…!!
他にも、役者さんの演技、構成など見どころがたくさん!
はっきり言って、この映画は高橋一生さんなしでは成り立たないと思う。そのくらい適役だったし、演技が上手だった。
キャラクターの性格、病気(吃音症)、特技(落語)に至るまで完璧に演技されてて素直に感動した。
池田エライザさん可愛くない?初登場からずっと目で追ってた笑 後半出てこないのが残念。
それと、北村一輝と藤原竜也がとことん面白かった。こんなやついないだろ笑 と序盤は思うけれど徐々にリアリティが出てくるのがシュール。最初出てきた時は誰かわからなかった笑
映画の3割はモロッコの旅。
砂漠めっちゃ綺麗だった…行きたくなったけど、現地の人やっぱ怖い。九十九の34万をさっと出せる懐の大きさに感動した。私なら出せない笑
全体的にまとまってて見やすかった。話がたくさん前後するけどそれにもついていけた。個人的にいちばん感動したのは、娘さんの発表会での回想シーン。泣ける…。
ん?と思ったのは初っ端の一男豪遊シーン。一男がふわふわしてるのは伝わったけどミスマッチ感がすごすぎておう、、と思った。
映画テーマも、普段私たちの身近にある「お金」なので、考えさせられる部分が多かった。
いい勉強になった!原作が川村元気さんなので読んでみようと思う。