妹ができてお父さんとお母さんが前ほど構ってくれなくなって拗ねている主人公、くんちゃんが家族の「過去」「現在」「未来」を冒険して、お兄ちゃんになる話。
今までの家族の愛や選択が今の自分や、未来の自分を形作っているんだなと改めて思った。先祖の愛がなければ今の私はないし、例え見えなくても過去の愛が繋がった結果私は今ここにいるんだなと思えた。
でもこの感想が出てくるのはきっと、私が家族に愛されて育った自覚があるからだなと思った。もし自覚がなければ、もし愛されずに育っていたら、この感想は浮かばなかったと思う。私はもっと家族を大切にするべきだという戒めのような感想。今ある幸せを精一杯大切にするべきだな。
真面目な感想はさておき、ひいじいじめちゃくちゃかっこよくて震えた。あと東京駅のシーンからの追い上げが凄い。引き込まれる映像。
そして建築にこだわった家は物を置いてなんぼだと改めて思った。たまに家はいいのに生活感がない家とかあるけど、何のために家建てたの?って思う。生活するためでしょうが。
総じて、夏に家で1人の時にリビングのテレビで観たい映画です。果たしてそんな時が来るのか。来ないと思うけど、観てよかった。