ましゅまろ王子

15時17分、パリ行きのましゅまろ王子のレビュー・感想・評価

15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)
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オランダ-フランス間を走る高速鉄道タリスで実際に起きたテロ事件の話。
被害を最小限にとどめた3人のアメリカ人男性が主役で、実際に事件に遭った本人たちが出演している斬新な映画。

列車内の様子をたっぷりスリリングに描くのかと思いきや、3人の幼少期にまで遡って半生が描かれています。

ドキュメンタリーに近い作品なので評価がしづらいけれど、英雄になりたいわけじゃなくてたまたまその場に居合わせて、最善の行動を取った結果なのだと思った。でもそれが結果的に何百人もの命を救うことになり、一躍ヒーローに。

銃口をこちらに向けている人間に飛びかかるのは、軍人だからといって必ずしもできることではないと思う。
そう思うのと同時に、世の中が平和だったならば英雄は産まれないのだという現実を突きつけられた気持ちになった。
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