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15時17分、パリ行きのyunikongのレビュー・感想・評価

15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)
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あらすじだけ言うと「パリ行きの電車に乗ったらテロリストが銃を持って暴れ出したので友達と取り押さえました」だけでしかほんとになくて、映画全体の9割が彼らが事件に巻き込まれるまでの経緯や生い立ちを描いている。終盤までの何も起こらなさぶりはイーストウッド版「アフターショック」である。
犯人以外全員この事件に関わった人間本人に演じさせるってのも斬新すぎるし本人が演じてる故あの3人の「イーストウッドが俺たち本人であの事件の映画撮りたいってよ!」「マジかよ!やるやるww」みたいなノリが目に見えるようでとても微笑ましい。
一般人の演技と彼らの子供時代の体験ドラマを延々見ていると「わたしは一体何を見ているのだ」という気にもなりつつなぜ彼らがあの事件を止められたかの伏線が全て貼られてるので終盤の回収カタルシスすごい。エンドクレジットに本人映像が出たりするけどそれも全部本人って初めて見た気がするw
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