べっさん

15時17分、パリ行きのべっさんのレビュー・感想・評価

15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)
3.4
この映画はアンソニーが「行く」瞬間を見る映画なんだなと思った。

その為に序盤から中盤にかけての正直退屈でつまらない主人公たちの人生を観せられるのだ。

そんなバックボーンの主人公たちだったからこそ後半はやはりグッと来ちゃったけどね。

後は犯人が列車に乗り込むまでの姿を繋ぐだけで見せるオープニングの素晴らしさ。主人公たちのこれまでの生い立ちを見せる本編の中にテロ当日の犯人の行動を挿入していく編集の巧みさ。イーストウッド相変わらず上手いなあと。
べっさん

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