傑作！！最高の移動映画じゃないか。
イーストウッドのベスト3に入る。
ファーストショットは3人で車に乗って走っている。幼少の頃から素行の問題で学校が変わり、3人がバラバラに。どこか居場所のない3人。それから大人になり、ヨーロッパ旅行で集まることに。スペンサーはしきりに「動き続けなければいけない」と口にし、いろんな国に行こうとする。旅行先の撮影も、ふつうに通りがかった人がカメラを見ているような画があったりして、楽しい。パリ行きの列車内でも、一度座ったところから移動する。銃を手にした男を3人が眼にしたとき、「スペンサー、行け！」真正面から男に飛びかかる。「すでに経験したことかのように」男を一瞬でとりおさてしまう。この時列車外から画面をものすごい勢いで通過する列車のショットが挟まれるが、この移動感もやばい。ラストで地元のサクラメントに帰ってくる3人の姿もアツい。
