あれ?間違って借りた!?と思うような、軽やかな幕開けで拍子抜けさせられていりところに、ドキュメンタリータッチにダラダラと何を見せられているのかがわからなくなるような状況がただ続く。でもどこか皮肉めいていて…不穏な空気にソワソワさせられる。
彼に関しては、やけに生真面目で一歩間違えれば何か違う方向にいくのではないかと思わせるような危うさがメッセージには込められているような気がしてならなかった。
運命としか思えないタイミングに、よりその不安な気持ちを掻き立てられたような…不思議なヒーロー映画。
「主よ、私を平和の道具にしてください
憎しみには愛をもたらし
いさかいには赦しを
疑いには信仰を
絶望のあるところに希望を…