まなほん

15時17分、パリ行きのまなほんのネタバレレビュー・内容・結末

15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

列車内で発砲したテロリストに、偶然居合わせた3人組が果敢に立ち向かい、結果、撃たれていた人を含め500人もの乗客を救った
という実際の事件を描き、その3人組を筆頭に多くの当事者が演じている
このことが念頭になければ、前半、3人組ほのぼの成長ムービーっぷりに眠くなっていただろうな
ヨーロッパ旅行にはしゃぐくだりなんてただの観光番組になってて笑った イタリア行きたい


事件で犯人に真正面から向かっていったスペンサーは、子供の頃からぽんこつで落ちこぼれ。
“人の命を救いたい”その正義感をいつも燃やしながら、なかなか実力と評価が伴わない。
憧れに憧れていた軍隊に入れたものの、希望の部隊には入れず、仕方なく入った部隊も落第、救護部隊に落ち着くしかなかった。

そんな失敗や「こんなはずじゃなかった」選択のひとつひとつが、実は重要な伏線で
なにひとつ欠けていたら事件現場で活躍出来なかった、もしくはそもそも居合わせなかったかもしれない

そしてなにより、常日頃から燃やしている“人の命を救いたい”という使命感を、現場で即行動に昇華出来たこと

不遇な子供時代からもどかしい軍隊での日々までずっと見守ってきた気になってじーんときてしまった
まなほん

まなほん