イーストウッド監督作品はどれも好きですが、この作品は特に何度も繰り返し観るほど好きです。
「人生の何気ない一瞬や、つらかった経験はすべてこの瞬間のためにあったんだ」という、最終的にポジティブな方向に至る話が好きなのでこの作品はまさにドンピシャでした。
そして主人公3人を演じるのは実際に事件に立ち会った当事者という監督の挑戦もまた素晴らしい味を出しています。
事件後、聖書の一節がナレーションで入るシーンは無宗教ながら心に響くものがあります。人間だれしも生きる意味を探しつつもその意味を見つけられる人は少ないんじゃないでしょうか。その意味が少しでも分かった時に生きてて良かったと感じられるのかなあ…