トークイベントで、この作品を素晴らしいと思うか思わないかで一つの基準になるというようなお話が出ましたが、正にそんな映画だと思います。
こんな風に生きたいとも、こんな風には生きられないけど憧れる、とも思わなかったので、素晴らしいとは思わなかったのですが、一つとても共感できたのが、直面したくないことから逃げたり先伸ばしにしていては何も変わらないということ。向き合うことで人間関係(この作品ではパートナーとの関係や親子関係)も改善したという結末は良かった。
熟年になってもまだまだ色んな扉を開けられるというメッセージだけでなく、むしろ若い人へ、人生に安泰はないが、切り抜ける方法はあるはずというメッセージになるのではないかと思いました。
ロンドンというと重く、暗い空気のイメージがありますが、この作品では明るく美しい景色がたくさん見られます。
