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人魚の眠る家のkoumeiのレビュー・感想・評価

人魚の眠る家(2018年製作の映画)
4.5
脳死した子供を電気信号を駆使して無理やり生きているように振る舞わせるが、、という話。
まず、ベタに感動するし考えさせられる。
死の定義とは何なのかだったり、親の気持ちや葛藤もヒリヒリする。
個人的に驚いたのは、監督が堤幸彦ということ。
90年代に金田一少年の事件簿でキャラクタードラマを成立させ、その後もケイゾクやトリック、SPECなどで、いかに実写映像を漫画やアニメの様な人工的な身体として撮るかということにチャレンジしてきた演出家だ。
脳死した身体というのが、電気信号で人工的に操作されたものというのが、メタ的に(というかここまできたらベタに)まさに今まで堤幸彦自身が演出してきた身体の捉え方そのものなのが面白い
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