寺嶋文

人魚の眠る家の寺嶋文のネタバレレビュー・内容・結末

人魚の眠る家(2018年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

鑑賞日:2020/11/07

アマプラ視聴。
介護や看護をしていると、近しい周りの人たちからの励ましや応援で頑張るけど、段々と変な方向へいってしまい、家族たちとコンセンサスが取れなくなっていくって、けっこう「あるある」だと思う。

親子の感動映画かと思いきや、中盤はこの「あるある」からホラーに流れていきそうな怪しさ。
そんな不安定さが主人公家族の心情で描かれていて、見ていてハラハラして面白い。

横隔膜のペースメーカーって、本当にあるんですね。

クライマックスの「生死を司法で判断させる」エピソード。
問題提起として作品に盛り込みたいのは理解できるけど、母親にやらせるのは無理があるというか理解しがたいところ。
あそこまで世話した我が子に包丁向けるかな。

あとドナー提供者が元気で過ごしてますで、ハッピーエンドに終わらせるのは個人的に好きじゃないです、王道だけど安直すぎるというか(笑)

しかしそれぞれの子役が旨い。
寺嶋文

寺嶋文