とし

人魚の眠る家のとしのレビュー・感想・評価

人魚の眠る家(2018年製作の映画)
3.8
2018/10/1松竹試写室(東劇)試写会にて。東野圭吾原作で未読な上、予備知識全くなしで観に行った。尊厳死がテーマでかなり重くいろいろ考えさせられた。プールの排水溝に挟まって脳死になってしまった娘を母親の観点、父親の観点、息子の観点、医者の観点、研究者の観点、関わる人たちの観点など様々な方向から見れ希望を信じるからこそ狂気じみた人格になっていく人たち。誰もが悪くない、ただ娘を思うからこそ歯車が狂う。自分も親の立場だけど実際に息子がそのような状況になった時にどのような判断をするのか考えたけど答えは見つからなかった。全てにおいて正解でもあり不正解でもあるような気がしたからだ。出演者全員が迫真の演技で圧倒されたし子供達の気持ちに最後は体の水分がすべて出てしまい泣かされてグッタリ。
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