まるだし

人魚の眠る家のまるだしのレビュー・感想・評価

人魚の眠る家(2018年製作の映画)
3.5
鑑賞回数:1
物語:★★★★☆ 4.0
配役:★★★★☆ 4.0
演出:★★★☆☆ 3.5
映像:★★★☆☆ 3.5
音楽:★★★☆☆ 3.5
再見:★★★☆☆ 3.0

愛しさと切なさと心強さ(狂気)と
篠原涼子の演技が圧巻の一言
映画も とても勉強になった
日本では「脳死と同じ症状」となった場合、臓器提供の意思がある時のみ脳死判定が行われ、それ以外は心臓死が確認されるまで延命措置を取る事になるそう
勿論回復の見込みはなし
自分の体なら提供一択だけど、そうなったのが愛する人間で ああやって指が動いたらどう思うだろう
脳死と心臓死、他人の死を選ぶのは権利ではなく責任
その重い決断と苦悩が色濃く描かれていたと思う
心臓死をもって死とするならば、移植する事で この世界のどこかで生き続けるという言葉が個人的に胸に残った
思いがけず伏線の回収となったラストも良かった
誰もが1回観ておいていい映画だと思う
ちなみに自分は泣けませんでした
むしろ怖かったし
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