不慮の事故で幼い我が子が亡くなる。
重いテーマながらも、脳死と言われても体温を感じられる娘の身体に諦め切れない親の気持ちや、事故の責任を感じる祖母の心情は自分の年代だからか痛いほど伝わって来ました。
娘の死を認めたくない余りに必死になる母親を篠原涼子は体当たりで演じてたと思います。
母親と父親の愛し方の違い、見守る家族の苦悩…
母親に必要だったのは娘の死を受け入れる時間だったのかもしれないけど、その時間が家族で共有出来なかったのが悲しかったです。
でも、最後に悲しみを乗り越えて理解し合えて本当に良かったと思いました。
科学の力の素晴らしさと怖さをも警告してる映画だと思います。