感涙の極みだった。ネタバレはできないが、本当に深い映画で観終わった後、脳死について色々考えさせられてしまう…。
脳死になった娘とそれを取り巻く周囲の人々のそれぞれの「死」に対する考え方が互いにぶつかり合う展開は、良い意味でモヤモヤさせられ、決して正解の出ない方程式を視聴者に投げかけてくる。
原作は未読だが、東野圭吾作品の持ち味はやっぱりテンポの良さとスイッチをカチカチ操作したりする理系作家特有の現実味のあるシーンであり、それらを最大限活かす堤幸彦監督や狂気に満ちた篠原涼子の演技が素晴らしかった。