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人魚の眠る家のmachakiのレビュー・感想・評価

人魚の眠る家(2018年製作の映画)
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彼女は死んだのか?生きたのか?
死に向き合いながら生を感じようとする人達と、生に向き合いながら死を感じていく篠原涼子。そして、人類の発展のために生死の中に飛び込んでいく坂口健太郎。どれも正しいようで正しくないようで僕は観客で良かったと胸をなでおろす。
生かそうとすればするほど僕の中で彼女は死んでいく。坂口健太郎がフランケンシュタイン博士に見えてくる。しかしどうだろうか、ラストのシーン彼女は確かに生きていた。そんな僕は西島秀俊に感情移入していたんだと思う。
レビューを書きながら彼女が頭の中を駆け巡る。そして涙が止まらない。
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