ぽぽぽぽぽんぐ

人魚の眠る家のぽぽぽぽぽんぐのネタバレレビュー・内容・結末

人魚の眠る家(2018年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

プライムでやっと観れるようになったので観賞。

映画のレビューとしては、とても良かった。雨の描写が多く記憶に残っている。弟役の子の演技が泣かせる。。

ここからは個人的な感想。
母親として、小児看護経験者として、両方の視点から想う事があった。

脳死は人の死か?
母親としては心臓が動いていて身体もあたたかいなら、死を受け入れるのは本当に難しいと思う。特に元気だった子が突然意識不明になったら。

実際、事故や病気で何年も意識のない子供を看病する母親たちをみてきたが、どの母親もまるで本人には意識がある様に、生きていると信じて声かけをしながら看病していた。

まだ若く、子供もいなかった私は医学的な見方しかできず、何度も肺炎や感染症になる患児たちを見てきて、『意識もないのに延命をするなんて親の自己満足だ。』と思っていた。

でも自分に子供が生まれて母親になった今。
もし同じ境遇に立たされたら。
きっと意識があるなし関わらず心臓が動いている限り、生きていると信じるだろうと思う。もう死んでいると周りに言われたとしても。一緒に過ごしてきた時間、楽しい思い出がそう信じさせてしまう。たとえ一生目覚めなくても。

しかし抵抗力が弱くいろいろなデバイスから感染を起こす我が子をずっと延命するのか?そもそも自分の意思でどうするか決めてもいいのか?

命の終わりは自分には決められない。

どうしていいかわからない。


なにが正解なんてない。
誰も悪くない。


考えてたら何を書きたいかわからなくなってきた。。