ともぞう

人魚の眠る家のともぞうのレビュー・感想・評価

人魚の眠る家(2018年製作の映画)
2.5
苦手なタイプの映画。
自分の子供が脳死になったら、そのことを受け入れられるのか?臓器提供しないことで、死んでいく人がいること等。もちろん、考えさせられる点は多々あったが、どうにも違和感があり、共感できず。篠原涼子の怪演が猟奇的に思え、後半はホラーに感じた。皆が号泣してたシーンも全く泣けなかったし。
また、最後の心臓移植を受けた少年が辿り着いた時に家がなくなっていたのは、どういう意味なんだろう?不気味な余韻が残った。
この映画は社会派路線として軸足をしっかり定めて撮った方が良かったんじゃないだろうか。

〈あらすじ〉
会社経営者の播磨和昌(西島秀俊)と妻の薫子(篠原涼子)は2人の子供を授かるが、現在は別居している。ある日、娘の瑞穂がプールで溺れて意識不明になり、医師に脳死と診断される。臓器提供を希望するか、このまま死を待つかの選択を迫られる夫婦は、悩んだ末に臓器提供を決意するが、薫子が一瞬だけ瑞穂の手が動いたのを見てそれを撤回する。和昌の会社が開発した最先端技術を駆使した延命治療が始まり、彼女は眠ったまま成長していくが...。
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