碧

猫は抱くものの碧のネタバレレビュー・内容・結末

猫は抱くもの(2017年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

演出が特別に印象的な作品だと思いました。

斬新で柔軟な演出は不思議だけれど癖になる世界観と味わいでした。

物語の進行の多くに劇場が使用されており、劇場の舞台だけでなく客席、二階席までセットに見立てていました。

舞台テイスト強め。

見立てると言えば、猫は実際のかわいい猫たちも登場するのですが、猫も人が演じていて、吉沢亮さん演じる良男(猫)が餌が少なくて機嫌が悪くなったり、急な物音に驚いて全力ダッシュで木にしがみ付いたりする場面とか面白いです。

峯田さんとコムアイさんの演技が個性的で印象深かったです。

全体的に皆さん個性的。

峯田さんが登場すると作品に温さが生まれますね。

コムアイさんは演技の独特な垢抜け感がいいなと思いました。

一番好きだった場面は良男とキイロがゴッホの家に向かおうとしているところ。

スナックとゴッホの家の対称的な場面も良かったな。
碧