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クリスマスがくれたものの映画オタクのレビュー・感想・評価

クリスマスがくれたもの(2017年製作の映画)
3.7
フォーリング・フォー・クリスマスに内容かなり類似しています。
けど、この作品はこの作品として観たいと
思って観たら正解でした!


有名なホテル経営のパパを持つお騒がせ令嬢のエレンはパーティ三昧だった。
ある日そんなヤンチャなエレンがクリスマスツリーに激突する写真が新聞にぬかれてしまう…。

見兼ねた父はエレンを呼び出す。エレンは父に「チャンスをください」と言う。
父の提案で、エレンは父の育った故郷へ行く。そこは雪がふる、電波もない寒い地域だった。環境全てが変わり、クレジットカードも没収されたエレンはそこでゲストハウスのオーナージェイクと出会う。

ジェイクは一見、ツンケンしているように見えるが、いつも困っている人々に施しを行いとても良い人柄であった。だがそんなジェイクもトラウマを抱えていた。ニューヨークに住んでいる時女性に騙された経験があり、女性不審に陥っていて、からにこもっていた。そんな時出会ったエレンの優しさや気さくさに、ジェイクの硬い心も雪解けするように徐々に解れていく。

だが、そんなある日ジェイクはエレンの秘密を知ってしまった。父に令嬢であることを言わないように口止めされているエレンだが、ジェイクは騙されたと勘違いしてせっかく縮まった二人の距離は一気に離れていく…。

エレン役の女優さんが美人で性格も良かったのと、ジェイク役の俳優さんもカッコよかったこと。雰囲気が素敵で、人に優しくすることの大切さや色んなことを学べて、まとまりも良かったので高評価付けさせて頂きました。

ジェイクがホームレスに施しをして、
エレンが「良いことだとは思えない」
というが、そんなエレンも最後は
極寒の雪の日にホームレスをゲストハウスへ招き、暖かい暖炉の前で寝るように促す。エレンの心の成長と、眠っていた人助け精神が芽生えて素敵な映画だなぁと思いました。
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