うらがえる

1987、ある闘いの真実のうらがえるのレビュー・感想・評価

1987、ある闘いの真実(2017年製作の映画)
4.1
【あらすじ】
光州事件(こちらは映画「タクシー運転手」を見てください)から7年後もチョン・ドゥファン大統領の軍事政権下で北朝鮮の人間を目の敵にする南営洞警察のパク所長の元、厳しい取り調べが行われていた。そんなある日、ソウル大学の学生に過度な取り調べをし学生が死んでしまう。
警察は真実を隠蔽しようと即座に火葬申請を求めるが、検察のチェ判事が異変に気づき申請を止め、解剖の命令を出す。

【感想】
いや〜ビックリするほどの良作品‼︎
1987年という事は今から約30年前に実際に韓国で起きた「6月民主抗争」を元に作っており、警察のクズっぷりと異を感じながらも長いものに巻かれる役人が多い中、ごく一部の検察・刑務官・新聞記者達のバトンのようなリレーで真実が少しずつ明かされていき、一般市民も巻き込んだ大きな民主化運動への発展をほんと上手く作品にしてるなって印象。特に、警察は最早やってる事がほぼ893。そして最後の民主化運動へ発展する映像は素晴らしい。
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