1987、ある闘いの真実の作品情報・感想・評価

「1987、ある闘いの真実」に投稿された感想・評価

doraco

doracoの感想・評価

3.5
2019.01.19
キネカ大森名画座二本立て
(併映:タクシー運転手 約束は海を越えて)

こちらは光州事件から7年後の民主化闘争を描く。
ちょっとサスペンス感が強い演出だったと感じます。ハ・ジョンウの検事はあのキャラでいいのか?もうちょっと説得力が欲しかったなぁと。
でも、実在した医師や検事、学生リーダーの想いは十分に伝わってきました。
この二本立てで両方に出ているユ・ヘジンが、両方でいい味出してます。
本当に良かった。
序盤は韓国の歴史的背景を知らなかったプラス登場人物がやたら多いため話に追いつくのに必死で感情移入出来るのか?って感じだったけどストーリーがちゃんと入ってきてからは感情の波が一気に押し寄せてずっと心が痛くて、ずっと祈ってて本当に辛くて…心が破滅するかと思った。
こんな出来事が私の生まれる少し前にお隣の国で起こってたなんて全く知らなかったからこの映画を通じて知ることが出来て良かったと思う。
suuuuuu

suuuuuuの感想・評価

4.2

このレビューはネタバレを含みます

お父さん。
川で遺灰を流すけれど一部で留まってしまい、凍った川に入りその遺灰を掬い流す。
どうしてそんなところにいるんだい。
父さん、かける言葉もないよ。
ずっと話さなかったお父さんの初セリフがこれだから、思い出すたび泣ける。

体制側のする拷問て沢山描かれてきてるけど、やってる方は回数重ねると当たり前になってしまうのか?
そして、隠蔽も一回やるとずーっとやらなければいけなくなる。
それも慣れてしまうのか。

警察による学生の拷問死をきっかけに黙っていた人々が本気で動き出す。
その人数がどんどん増えていく感じが良い。変えられる力になると思わせてくれるラストも良かった。
新年初映画。そして初泣き。

検事の「おい、北訛りを直せよ。キム・ジョンイル。」にシビれた。

勉強のためにパンフ欲しかったが、再上映なので無かった…
オピ

オピの感想・評価

4.0
タクシー運転手と続けて同タイミングで鑑賞。
こんな酷いことがここ数十年で起こってたと思うと、驚愕!な、内容。
この内容でそこそこにヒットを生んでいる韓国の映画環境を少し羨ましく思ったり、…。
かれん

かれんの感想・評価

4.9
凄まじくて言葉が出ない…
実際の出来事を基にした話で、それもすぐ隣の国の、普通の人に起きていた事かと思うと恐ろしくて震える。
これがほんの30年ほど前の現実だなんて…
決して他所の国の事なんかじゃなくて、日本も同じような事してきたし、またこんな状況になる日が来ないとは言えない。
むしろ可能性としては上がっている。
目を背けたくなる場面や、絶望する程悲しみに引き千切られる場面があるけど、これをまた現実にしたくなければ、口をつぐんだままではいられないと思った。

こんな映画を作れる韓国は凄いと思うけど(今の日本には無理)取ってつけたようなロマンスがなんとも微妙過ぎた。各方面の立場を描き、時間の経過や思考、行動、緊迫感、息が出来ない程引き込まれて観たけれど、それだけに微妙さが浮いて引っかかった。
すごいなぁ、凄いとしか言いようがない。
映画の出来はもちろんだけど、この歴史的大事件をしっかり映画にしたところが、凄いなぁ。韓国映画の底力というのか、何もかも日本では真似できない気がする。
しかしまぁ、偉いと言われる役人さんたちのひどいこと。人間が人間をやっつけて何がおもしろいのかって、いつも思う。
近くの劇場で上映するって言うので、昨年から待ちに待ってやっと観た。
観て良かったし、日本人は、お隣の国のことだし、隣人を知るって意味でも観たらってお勧めしたいし、それより何より、映画としての完成度が高い。役者さんたちがまたすごく良い。
miyagi

miyagiの感想・評価

3.7
実話を基にした作品で、ハードボイルドな展開とストーリー。
登場人物が多すぎて、途中までは警察と検事の間の懲悪勧善スタイルで進むものの、大学生の民主化運動が横入りしてきたあたりから、まとまりがなくなって誰が主人公なのかわからなくなる。
結果的には、前半部分をもっと薄めにして、早めに大学生の二人を軸に持ってきた方が良かったと思う。
ラストのデモシーンは圧巻。
市民の力で政治は変えられる。そんなことを、目の当たりにしたシーンだった。

韓国映画通算68本目
NY

NYの感想・評価

4.5
しんどい。
胸が捻れて軋む。
苦しい。

でも、この歴史の上に今がある。

こうして映画という文化に根付くということは、この国自身が過去を後悔し省みようとしているから。

一方、私たちは…?
最近の映画はどんなだっけ?

そんな遠くない時代、彼の時代のようにこんな風になりそうで激しく怖い。

様々な登場人物の視点からこの歴史が映し出される。
弾圧、不当暴力に晒される中で、彼らそれぞれにドラマが、人生が、そして命があったということ。
とにかく素晴らしい作品。

韓国の梅宮辰夫と田辺誠一、大鶴義丹が居たというのが昏い中のせめてもの救い…笑
『タクシー運転手』の続編のような韓国近代史もの。
あまりに凄惨な、あまりに理不尽な事態ばかり起こるんだけど、最後の最後に映るあの光景の壮大さというか崇高さに胸を熱くせざるを得ない。
>|