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1987、ある闘いの真実のAのレビュー・感想・評価

1987、ある闘いの真実(2017年製作の映画)
3.9
自分の生まれるほんの数年前に、こんな悲痛な事件があったことに驚きだった。
記者のスクープから始まった訴えが、いつしか国をまきこんだ史実は、勇気だけでなく、それ以上の使命感、大切な人を思う気持ち、、たくさんの思いに掻き立てられるようにして、刻まれていたのだと分かった。
カンドンウォンとテリちゃんの2人が、あの頃に出会ってなかったら、という未来も想像しちゃうけど、あの頃に出会ったから突き動かされた悲しくて甘酸っぱい思いに、最後はウルっときてしまった。
人が死んで街がボロボロになってからじゃないと、間違っていたと変わることができなかった国の在り方にも怒りが生まれた。が、間違っていたやり方で国が守りたかったものはなんだったのかと問う作品であったことにも気づかされた。
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