み

1987、ある闘いの真実のみのレビュー・感想・評価

1987、ある闘いの真実(2017年製作の映画)
4.0
涙なしには観れない。

大学で韓国の文化や歴史を学んでいたとき、教授が違えど必ず「民主化運動」について話をされたし民主化運動があったから今の韓国がある、というようなことも皆が口を揃えて言っていた。当時はあまりピンと来なかったし日本も大正デモクラシーとかあったしそんな大袈裟なことか?なんて軽く考えていたけど、この作品を観て民主化運動がいかに政治そのものを動かしたか、政権が国民に対してどんなひどい仕打ちをしていたか、はじめてちゃんと理解できた。
本当に彼らの闘いがあったからこそ、今の韓国がある。

これが実話っていうんだから怖すぎる。政権もくそだけどデモを弾圧してる集団もくそだなって心底思う。人の心がないんか?間違ってるって気づかないんか?どんな信念を持って弾圧する側に立ってるのか聞いてみたいわって思うくらいには理解できない。民主主義を勝ち取った国民に何を思って自分たちがしてきたことに恥や悔いがないのか純粋に疑問。


命をかけて闘った青年たち、国民たちが報われてよかった。韓国の歴史を学ぶときは是非この作品を観てほしい。
み