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マリヤのお雪のmのレビュー・感想・評価

マリヤのお雪(1935年製作の映画)
3.5

音声聞き取れなくて英語字幕でみた笑

構造的に、ブルジョワへの批判?

風俗への差別で口を汚くしたあと、
その芸者さんにおにぎりもらってその場は笑顔、食べる姿はまさに醜い、
そして最後はまた恩を忘れてこんな汚らわしい者同伴ではないと船に乗せず置いてけぼり。

これもフィクションでなく当時をリアルに描いているとしたら恐ろしい。この精神が先祖にあったのかと。しかもたった80年前とかでしょう。この血が日本に流れてるんですよね。対風俗でなくとも、こういう人ってよくみたことあるなーとかおもう。地位が低いものを見下す、嫌な顔する、よくみる。

個人的に、ブルジョワの娘が一番お腹減ってて倒れておにぎりに救われて、彼女は本当にわたしを救ってくれたと言った、
その娘が最後親が汚いというのにその子はわたしの友達ですって言ってくれたらまだ希望はあったけどそんな優しくないよね。

惚れた隊長さんにも結局いいように親切心を使われるおゆき。なんだか優しすぎてイライラしてくる。

聖母マリアが題材のひとつのようだけど、
べつにマリア感は感じなかったな。映像の画質とか、音声問題もあるかもしれない。
どちらかというと、キリストの話を思い浮かべたな。

しかし、芸妓二人がお花の木の下に座っている画はとっても美しかった。
ブルジョワたちが桜の木と並んでもとくに美しくなかったけど、なんだろうね。

そして芸妓二人の演技が、その描写が、全然美しくないこともなんだか良い。
それを聖母マリアと名付けるのは、好きかもしれない。
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