イワシ

マリヤのお雪のイワシのレビュー・感想・評価

マリヤのお雪(1935年製作の映画)
4.0
夏川大二郎が要求する酌を言葉巧みに躱した山田五十鈴が、今生の別れと覚悟していたにも関わらず薩摩から逃げ延びてきた夏川に再会した瞬間、水入れを手に取り男の腕の傷を洗い流す。この演出の繊細さが素晴らしかった。 

溝口健二の映画でちゃんとした銃撃戦があるとは思わなかった。アラン・ドワンの西部劇とかでありそうなショットがある。

戦場を駆け抜ける馬(車)といえば、ジョン・フォードであり、のちにスピルバーグがそれを主題にした『戦火の馬』を撮る。
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