かねだ

ボーダーライン:ソルジャーズ・デイのかねだのレビュー・感想・評価

4.0
“承”から”転“を担う作品として秀逸。
昼夜を不透明かつ確実に隔てる夕暮れのような国境をテーマに、全て重厚でありながら素直に楽しめる大好きなトリロジー第二部。

ドゥニ監督の不在、ヨハンヨハンソンの死を超え、シカリオサーガの血と砂の混じった味を再び堪能できて嬉しい。
鈍い銃声が響く繊細な戦闘シーン。ゆらりと振り向く銃座や砂漠を泳ぐヘリを開始の合図にして、鬼のように戦う男達にひたすら痺れる。

中継的な位置にあり、1作目より単作としての満足度はやや低いが、それでも十分で、続きが気になる。

The Beast で締めるのもグッド。

私服の上にミリタリーベストを着るスタイルが好きすぎる。
かねだ

かねだ