mRクボOTHE

ボーダーライン:ソルジャーズ・デイのmRクボOTHEのレビュー・感想・評価

5.0
麻薬カルテル撲滅の為のアメリカ機関のダーティーワークを描いてる。前作よりそのダーティーさが倍増している。妻と娘を麻薬カルテルに殺されたアレハンドロの復讐劇でもあり、アレハンドロが◯◯されたときは、「作品」を期待している気持ちから「道半ばでマジかよ」と思ったが「リアルだな。現実にはこういうこと沢山あるよね」とノンフィクションを観てるように思った。これが共感を持ててクールな印象。
マフィア映画では、コメディ要素は少ないけど大抵ほんの少しはあるのが普通。だけど、この映画はコメディ要素は0。だからといって重苦しさはあまり無く、ドキュメンタリーを観てるように感じたりもして、麻薬戦争の現状を目撃し優越感というか充足感がある。実際はどうか知らないが。
渋いおっさんたちが感情を出さず淡々と作戦を実行していく様に渋さ倍増。そのせいで、アレハンドロが◯◯された後、マットがちょろっと怒りを表情に出すのが際立った。
終わり方から続篇に期待が持てる。