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ボーダーライン:ソルジャーズ・デイのyuのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

前作の内容をほとんど忘れてしまっていたので、今作を見る前に見返した上で鑑賞。
 
前作に引き続き、ずっしりと重たくて見応えのある映画だった。
 
カルテル同士でドンパチさせるために、ボスの娘を誘拐するがハプニング続出で作戦は中止となる…。
 
今回はもうなんといっても!!!!アレハンドロ~~~~~~~!!!ブラボーーーーーー!!!!死んだ目ランキングでは断トツでベンアフがトップに君臨していたのですが、抜きました。ベニチオデルトロが首位独走です。あの車の中で少年をにらみつける目なんなん??あれ私もしたいですし。最後のシーンとか鳥肌立つレベル!!!!死んだ目フェチの私としてはたまらん映画でした。
 
前回は妻と娘を殺した相手への復讐に燃える男で、もうとにかく冷酷というか容赦がなかったイメージだったけど(特に最後のエミリーブラントに対する行為は恐ろしすぎた)、今回は優しさというか、少しだけ人間味のある姿が見れたのが良かった。やはり自分にも娘がいたということで、いくら復讐相手といっても、娘のことを見放すことは出来なかったのかなー。ただ、娘がアレハンドロに対して抱いていた感情がどういうものだったのか、私にはわからなかった。多分彼女は自分を誘拐したのが誰かっていうのは気付いてたと思うし、自分の父を憎んでいる相手と一緒にいて、最後、彼が撃たれた時のあの表情は、どういうものから来るんだろうってすごく気になった。あそこまですべてを失ったようになるほど、アレハンドロのことを信頼していたのかなーって。難しい。
 
アメリカに行くまでの道のりがマッドマックス並に困難で、パトカー相手でも容赦なく発砲してしまうとことか、最後の若者たち相手に対して無抵抗なのに容赦なく殺しちゃうあたり逆に慈悲があるなとさえ思った。実際のところがどうなのかはわからないけど、一瞬でも隙を見せてしまうと殺されるような世界だと本当にあんな感じに人の命を奪うことに対して感覚が麻痺しそうだなと思った。
 
ジョシュブローリンが娘を殺さなかったのはアレハンドロに対する思いがあったからなのかな?どうなんだろう~その辺読み解きたい。
 
あと、あの少年!!!最初は「親父に怒られる…」とか言ってた少年が最後あんなタトゥーだらけで睨みきかせるようになっちゃって…怖い怖い…;;密入国の仲介人ってああいう若い人たちがしてるみたいだけど一歩間違えれば殺されるって言うのによくやるよな…日本でヌルヌル暮らしていた私からしたら到底考えられません…ていうかやっぱりメキシコこわい。(結局そこ)
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