ぽたも

ボーダーライン:ソルジャーズ・デイのぽたものレビュー・感想・評価

3.7
前作同様に淡々とバイオレンス描写、暴力の連鎖が描かれていく。そこが恐いし、緊張感がもの凄い。

情報の為には無関係の人を殺す手段も厭わないマットや麻薬カルテル壊滅のため、内戦工作を仕掛けるCIA、そしてそれに巻き込まれる麻薬王の娘、そして復讐の為に虐殺をするアレハンドロなど、映画を通じて現実の惨酷さ、理不尽さを徹底的に叩きつけられる。

ただ前作と違うのはこの主人公達が後半、人間臭さを感じさせる行動を起こす所。やってきた事は極悪人のそれなのに、僅かな人間味を見せる所が、前作よりもエンターテインメント性を高めていて、より受け入れ易くなっている。そこがとてもいいと思った。

次作もあるようなので、期待したいです!
ぽたも

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