このレビューはネタバレを含みます
『マルクス・エンゲルス』
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新書「人新生の資本論」が
大ヒットして
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著者の斎藤幸平氏が
マルキストと自称し
界隈をざわつかせたり
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本家の『資本論』は読んだコトないし
理解できるハズもないので
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ひとまず
映像から入ってみるかと
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言わずと知れた経済学者
カール・マルクスと
フリードリヒ・エンゲルス
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2人の若きし頃の話
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イギリスで起こった
産業革命以来
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資本家である
ブルジョア階級と
労働者階級である
プロレタリア階級に二分され
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その格差は、大きく広がっていた
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そんな中
マンチェスターで
大きな紡績工場を営む父の元
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劣悪な環境下で
働く人々の調査をすすめ
論文を発表する
エンゲルス
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一方
ドイツの新聞社で
編集者として執筆していた
マルクスだったが
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言論弾圧により国を追われ
パリへ移住する
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マルクスとエンゲルスは
パリで出会い、意気投合
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エンゲルスからの
資金援助を受けながら
『共産党宣言』を共著
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と、映画ではここまで
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なんとも消化不良的な感じ
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劇中では
ほとんど触れられていないけど
エンゲルス同様
マルクスもブルジョア階級の出身
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高等教育も受け
無神論者が故に
大学教授の道を絶たれている
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事前知識が無いと
全くぼんやりした印象しか
残らないし
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事前知識があると
物足りなさを感じると思う
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それでも
唯一の救いは
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終盤、両家族が
海辺で戯れるシーンで
エンゲルスの彼女が放ったセリフ
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ココが一番痺れる
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彼女が一番逞しく
カッコ良かった
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コレだけでも
この作品の価値はある気がする
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