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マルクス・エンゲルスのFyohkoのネタバレレビュー・内容・結末

マルクス・エンゲルス(2017年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます


『マルクス・エンゲルス』


新書「人新生の資本論」が
大ヒットして

著者の斎藤幸平氏が
マルキストと自称し
界隈をざわつかせたり
.

本家の『資本論』は読んだコトないし
理解できるハズもないので

ひとまず
映像から入ってみるかと


言わずと知れた経済学者
カール・マルクスと
フリードリヒ・エンゲルス
.
2人の若きし頃の話


イギリスで起こった
産業革命以来

資本家である
ブルジョア階級と
労働者階級である
プロレタリア階級に二分され

その格差は、大きく広がっていた


そんな中
マンチェスターで
大きな紡績工場を営む父の元
.
劣悪な環境下で
働く人々の調査をすすめ
論文を発表する
エンゲルス

.
一方
ドイツの新聞社で
編集者として執筆していた
マルクスだったが

言論弾圧により国を追われ
パリへ移住する

マルクスとエンゲルスは
パリで出会い、意気投合

エンゲルスからの
資金援助を受けながら
『共産党宣言』を共著

と、映画ではここまで


なんとも消化不良的な感じ

劇中では
ほとんど触れられていないけど
エンゲルス同様
マルクスもブルジョア階級の出身

高等教育も受け
無神論者が故に
大学教授の道を絶たれている


事前知識が無いと
全くぼんやりした印象しか
残らないし
.
事前知識があると
物足りなさを感じると思う


それでも
唯一の救いは

終盤、両家族が
海辺で戯れるシーンで
エンゲルスの彼女が放ったセリフ

ココが一番痺れる

彼女が一番逞しく
カッコ良かった


コレだけでも
この作品の価値はある気がする

.

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