ピーター

マルクス・エンゲルスのピーターのレビュー・感想・評価

マルクス・エンゲルス(2017年製作の映画)
3.7
彼らの家族愛や労働者への同苦が描かれていたことで、冷徹な批判者ではなく血の通った人間味のある人物だということがよくわかった。第一印象を皮肉りながらも互いの実力を賞賛し合うルーゲ宅での二人の出会いの場面には痺れた。これが天才たちの共働の始まりかと。ヴァイトリングやプルードンへの批判は辛辣だったが、彼らが労働者の解放を願っていたからこそだと思う。マルクスの思想をもっと学びたいと思ったし、彼が基盤としているヘーゲル等もしっかりと深めたい。
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