"ドレスじゃなくて 君が輝いてる"
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古くは『シンデレラ』や『プリティ・ウーマン』といった"経済格差恋愛"を題材にした古典的ロマンス・コメディでありながら、
ハリウッド映画としては異例の"主要キャストほぼ全員アジア系俳優"という
ポリティカル・コレクトネスの機運を全面に打ち出した意欲作。
欧米・アジア間に隔たる文化の壁を問い質す力強さに満ち満ちた
ポジティブでポップな現代的ロマコメ作品。
ドラマ版『花より男子』あたりが好きな方にはオススメです。
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物語が進むにつれて、どんどんエスカレートしていく登場人物たちの豪遊っぷり。
度を越えたバカっぽい富豪描写はケレン味たっぷりで、もはや清々しい。
それでいて、ステレオタイプなアジア人のイメージを打破するよう
価値観のアップデートを仕掛ける重厚なメッセージ性も多分に含んでいる。
大胆なエンタメ成分と繊細な社会派成分を織り込んだ丁寧な作りで
「非常に配慮が行き届いた作品だな～」という印象でした。
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期待値が高すぎたせいか、ストーリーの内容自体は凡庸に感じられましたが、
未だに白人キャストごり押しで"ホワイト・ウォッシュ"されがちのハリウッドにおいて
このような作品が作られたこと自体が大変意義深いと思います。
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ちなみに今作のベストアクターを挙げるなら、断トツでオークワフィナ。
『オーシャンズ8』でも魅せた洒脱な演技がハマっていました。
やはり持つべきは良き友だよな。
