諸般の事情で機内鑑賞。これ、大ヒットして、批評家筋の評価も高いらしいんだが、ちっとも面白くなかった。
まず、シンガポールの代々続く富豪一族という設定なんだが、こんなに下品なのか？ここでまず違和感（原作者自身がシンガポールの裕福な一族の出身らしいが）。結局、描かれるのは貧富の格差というより、アジア的な価値観とアメリカ的な価値観の対立。見た目は同じアジア人なのに、中華系シンガポール人と中華系アメリカ人はこうも違う、というのがポイントなんだが、日本人としては、今さら驚きゃしない。
あと、細かい点だが、この映画製作者、麻雀とポーカーが似たゲームだと思ってないか？麻雀は最初に上がった人が勝ちで、ポーカーみたいに手札を見せ合って勝負を決めるんじゃないんだが、あの場面では、そんな風に見えたぞ。
