このレビューはネタバレを含みます
アニメシリーズを観たことがなくても楽しめてしまう大傑作でした。
ひろがるスカイ(とTVerで配信されてた初回変身回)だけしか観てない程度の知識で鑑賞。
大勢のキャラクターの裁き方がエンドゲームさながらにすごい。
HUGっと&ふたりはにフォーカスした内容であり、かつ早々に複数名が幼児化したことで、キュアエールを応援したら良いのねっていう分かりやすい構造。
当時劇場で配られたであろうミラクルライトというアイテムを使ったクライマックス展開への導入が最高過ぎる。
ハムスター?が「おれたちはプリキュアたちの思い出を知らない」=プリキュアたちを救えないと言い放った絶望からの、スクリーンの前にいる観客たちは思い出いっぱいあるんじゃね?の超展開。
これは私も子どもの頃に憧れたヒーローの名前を叫ばずにはいられない。思わず叫んでしまった。
「ふれー!ふれー!鞍馬天狗!(高橋英樹)」
鞍馬天狗は幼児化してなかったみたいで?参上しなかったけど、その後のバトル展開もぬるぬる動いてとにかく激しい。
それぞれのシリーズのカラーが出ている戦い方であったり、しっかりセリフがあるところは好感度高く、推しのキュアスカイの不在が悔やまれるところだ。
しかし生クリームの強さが規格外ww
さらにバトルシーンでは、おそらく各作品のテーマ曲のインスト版がBGMとして流れているようで(知らんけど)、それだけでも滾る。シリーズを追ってきた人は本当に楽しめるだろうなと。
むしろ、この映画を楽しみ切るために全シリーズ観るべきなんじゃないか?ってくらいの熱さ。
クライマックスからエピローグに至る展開も、キュアエールのことを好きになるようになっており、敵キャラでさえも助けようとする、そのエールの行動はヒーローそのものでした。
カバトンを助けたキュアスカイと重なるところがありましたね!
さすがです、エールさん!
さて、今秋には新作のFが公開とのことですが、その前哨戦として鑑賞した本作が大傑作だっただけに、これを超えられるのかという不安を感じてしまいます。