JKの映画記録

万引き家族のJKの映画記録のネタバレレビュー・内容・結末

万引き家族(2018年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

衝撃的すぎて、言葉が出てこなかった。
どれだけ自分が世間知らずなのか…痛感させられた作品だった。 
それと同時に、どれだけ自分が恵まれているのか分かった。
日本の社会の闇と光の部分を見せられている様な感じだった。
人の気持ちは、同じ境遇にあった人じゃないと分からないって聞いたことあるけど…本当にそうだなって…同じような立場にあるからそこ、受け入れられると思うし、愛が生まれるのだと思った。

貧困や無職や身分や…それだけが“悪”じゃないって分かった気がする。悪いのは、「貧困=悪」「無職=悪」みたいに決めつけてる世の中なんだ。それを受け入れようとしない世の中なんだ。自分が優位に立ちたいから、自分と違うところを否定してしまう…
自分の中での常識は、他の人にとっての常識じゃないってことも、頭の片隅に置いておかないといけない…

あんなに小さな子供でも、必死に生きようとしている。生きようとして何が悪いんだ。
何か自分にできることがないのかなぁ…すぐに役に立つことができない自分が悔しい。

いろんな意見があるのは分かってるけど、この映画に低評価をつける人の気持ちが理解できないな…

非現実的な様で、現実的っていうか…上手く表現出来ないから察してくれ〜。
すごい苦しくなる映画だけど、あたたかくもなる映画だね。
私の年代の人(10代)に見てもらいたいな…
社会の授業中とかでもいいから、本当に見て欲しい。
若い人たちは、もっと日本の社会の闇と光の差を見ないといけないと思う。
それを見た上で、これからを担っていく自分たちに何ができるのか。
考えて行動していかなくてはならない…
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