万引き家族のネタバレレビュー・内容・結末

万引き家族2018年製作の映画)

上映日:2018年06月08日

製作国:

上映時間:120分

ジャンル:

あらすじ

高層マンションの谷間にポツンと取り残された今にも壊れそうな平屋に、治と信代の夫婦、息子の祥太、信代の妹の亜紀の4人が転がり込んで暮らしている。彼らの目当ては、この家の持ち主である初枝の年金だ。足りない生活費は、万引きで稼いでいた。社会という海の底を這うような家族だが、なぜかいつも笑いが絶えず、互いに口は悪いが仲よく暮らしていた。 冬のある日、近隣の団地の廊下で震えていた幼い女の子を、見かねた治…

高層マンションの谷間にポツンと取り残された今にも壊れそうな平屋に、治と信代の夫婦、息子の祥太、信代の妹の亜紀の4人が転がり込んで暮らしている。彼らの目当ては、この家の持ち主である初枝の年金だ。足りない生活費は、万引きで稼いでいた。社会という海の底を這うような家族だが、なぜかいつも笑いが絶えず、互いに口は悪いが仲よく暮らしていた。 冬のある日、近隣の団地の廊下で震えていた幼い女の子を、見かねた治が家に連れ帰る。体中傷だらけの彼女の境遇を思いやり、信代は娘として育てることにする。だが、ある事件をきっかけに家族はバラバラに引き裂かれ、それぞれが抱える秘密と切なる願いが次々と明らかになっていく──。

「万引き家族」に投稿されたネタバレ・内容・結末

素晴らしかったです 辛くなったけど観てよかった
血が繋がった親や兄弟がいる、そこが居るべき場所 という一見自然なこと それに大きな疑問を投げかけられました 本当の親がいるならそこに帰るべきなのか?そこに本当の愛がないとしても?家族とは血縁でのみ言い表すものなのか?子供を産んだ瞬間に女は母親になれるのだろうか?
また家族で同罪を犯しながら生きていくことは当たり前になっても良いのだろうか?秋が最後わざと捕まりに行くシーン、胸が痛んでどうしようもなくなった
「本当に好きならぶったりしないよ 本当に好きならね、こうやるんだよ」と凛を抱きしめるシーンは自然に涙が溢れました
ラストの安藤サクラの演技が素晴らしかった
安藤サクラの押し付けない愛情深さを感じるたくさんのシーンに胸しめつけられた。

罪を引き受けて「楽しかったから、こんなのお釣りがくるくらい」って言うところとか
面会のシーンで、本当の親の事を教えて「私たちじゃもう無理なんだよ」って言うところとか
何が本当に大切なことなのかって温かい心で決められる人に見えた。

正論だけど、事情を知らずに決めつけて問いつめる池脇千鶴のほうがよっぽど嫌な人に感じてしまうよ

何が良いとか悪いとか、人間が人間を正しく裁くなんてことそもそも出来るのかな

悪いことは心から償われ、優しさが損をしない世の中になったらいいのに。
この家族の収入源は、妻のパートに婆の年金と夫の日雇い。それから万引き。

家族のメタファーとして
「スイミー」の話を嬉々として話す息子。スイミーは身を呈して家族を守ったサカナの話の絵本だが、、、、

(束の間の)幸せ〜な一家の描写で、リリーがインチキマジックを子どもに見せたり。
この一家の幸せなんかかりそめの、虚無でしかないが子供は騙されている事のメタファーだったりするのかも。

結果、一家は散り散り。ゆりが元の虐待夫婦のもとに戻ってしまうのも苦い結末。変にハッピーエンドにしない。カンヌは本当こういうの好きね!!
言葉にするのが難しい映画でした。結局そこには確かな繋がりはなく、それでは繋がりとは何を意味するのだ?となってしまう。作中で松岡茉優がリリー・フランキーに夫婦の繋がりを問うシーン、あれがまさしくこの作品の根底であったのか、と終演後に唸りました。
しかしながら「誰も知らない」ほどに息苦しくはなく、それでいて腹の底にモヤモヤが残るこの作品。安藤サクラさんの泣く演技の素晴らしさよ。
池松壮亮くんと高良健吾くんも素敵でしたが、池脇千鶴さんの演技が後半部分をキュッと引き立たせていて最高でした。
是枝監督の中では他よりこれがすきだと思った。

後半はずっと、花火の音だけを聞いてはしゃいでいた、夜の中に薄くともる家族の姿を思い描いていた。

「産まなきゃ母親になれないでしょう」なんていう池脇千鶴の役は、浅慮でバカみたいに幸せで偏見と固定概念に満ちた社会の縮図みたいで反吐が出た。役の話です。

リン(じゅり)を虐待して愛さない母親と
万引きを容認して貧乏でも愛していたおんなと
どちらが正しいかは測れないけれどそれでも。

「戻りたいって」と女の警察官から言われた時の安藤サクラの
「…あの子は」がたまらなかった。

言葉にならない。






かなしかった。
こんな映画、今であっても遅い。
もっとずっと昔に 、怒鳴り声や罵声や物を叩く音に耳を塞いでいた深夜とか
大きな音で閉まる扉の音を怒りのバロメーターにした毎日とか
「はい、うん、そうやね」と肯定したそのあと振り返って憎々しいと言わんばかりに相手を詰る顔を見つめた時とか

毎日毎日家族とか血の繋がりとかを考えてしにたくなっていた日々に見たかった。

もう遅い。こんなのは。

「命の危機がないなら我慢しなさい」
「親だって初めて親やるんだから誤ることもあるだろう」
なんて周りは言ったけど、
こどもの健全で健康ななにかをそこなう理由にはなに一つならないことをもっと早くに知りたかった。

もっと早くに観ることが出来ていたら、損なわれたものは少なかったかもしれない。
考えさせられる作品。
法に触れていて犯罪だけど、人間的、道徳的に考えたら非難はできない…

みんな演技が良かった。
松岡茉優がいるのであればトークルームにもあの店にも絶対行きたい。

伏線回収が良かった
万引きはするけどコロッケは買うのか…
5個450円って1つ90円…
スーパーなら60.70円…
スーパーで買えやwww

最後のエンドロールのピアノの音、心臓に響いて余韻に浸れました。
この映画では「万引き」という言葉は、多義的だ。登場人物たちは、他人のものを取った人たちである。商品だけではない。子供を、愛情を、恋人を、安心できる場所を取って行ったのだ。それは確かな犯罪なのに、物語の後半、彼らがバラバラになったとき、なぜか社会が家族を繋いでいた心を奪って行った気がしてならない。
年金をたかられる祖母と駄菓子屋のおじさんは、社会的正義だけでなく、自らの正義を形成していた。この二人は与える人たちだった。ただ、今後の社会でこのような人たちがまだ存在していけるのだろうか。心寂しさと不安が残る。

安藤サクラとリリー・フランキーの演技が素晴らしく、安藤サクラへの尋問シーンだけでもパルムドールに値する。いい映画だった。
レビューを書いている今も色々なことが思い出され、決してハッピーエンドと言い切れたものではありませんが、久しぶりに劇場で観られた邦画が今作でとても良かったです。
桐島やそこのみにて光輝くなどで撮影を担当された近藤龍人さんの仕事振りはこの映画の質をより高めている大きな要因であることは素人目にも分かりました。細野さんの音楽もつかみどころがないけどどこか温かみのある雰囲気で好きでした。
子どもたちはいい意味で自然体で、一方で大人はリリーフランキー、安藤サクラ、松岡茉優、樹木希林を中心に演技派が揃い、それと比較し池松壮亮、柄本明、高良健吾、池脇千鶴は出るシーンは少なかったものも各人印象に残りました。
祥太とりんのシーンは最後それぞれ目線の先の感情を想像させる作りなだけにそこだけでも色々と考えさせられました。
町山さんの今作と落語の関係性の話やその他にも色々な人の意見を聞いてみたり、しばらく時間が経って改めて考えてみるとまた少し違った見方や発見がある映画だという風に思いました。

※是枝監督がTBSラジオのアフター6ジャンクションでとても興味深いことを多く語られていたのでラジオクラウドなど聴くことのできる環境があり、本作が気になったかたは(多少のネタバレあり)おすすめです。
私が教えられるものは万引きしかなかったと言ったおじさん。でも、カップ麺にコロッケをつける食べ方を教えたのはおじさん。
祥太は最後までおじさんをお父さんと呼ぶことはなかったけれど、あの食べ方をするたび、思い出すんだろうな、家族のことを。

圧倒的に感情移入してしまう。が、犯罪は犯罪。これが自分の中で永遠にループしています。この絆を無条件に肯定できないことが悲しい。
パルムドール賞を獲ったことで話題先行になってるけど、元々俳優陣の時点で名作だろうなとは思っていたし、実際、すごかったです。
胸に突き刺さった。切なくて悲しくて、でもあったかい。
安藤サクラが凄まじい。「あなたはなんて呼ばれてましたか?」のあとの表情でこれだけ物語れるのかってなった。めっちゃ泣いてしまった。
リリーさんも良かったなぁ。
家族ってなんなんだろう。特に虐待のニュースの多い昨今、何を信じるのかも己に委ねられてるのかも。
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