なこ

万引き家族のなこのネタバレレビュー・内容・結末

万引き家族(2018年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

なこの解説ネタバレ

2回目の観賞。
凄いな
アマプラのレヴュー見たけど
出る杭は打たれるって言うの?
レヴューがもうっ賛否両論‼️
あっぱれなくらいボロカスに
書いてるのまである

そんな文句言うなら、観なきゃ
いいじゃんって思うけど…
かく言う私も他作品を観て
「時間返して」等
レヴューを書いた事もあった様な…?

いいじゃん
投げ掛けて終わる
考えさせてモヤッとさせる
私は絶賛しますっ✋

こんな題材で、正解なんか
語ったら何も興味深くないよ
そして、私、語ります(笑)

正解なんか判らないけれど
正解じゃ無いことは判るだろ?って
メッセージなんだと感じた。

ベランダから拾ってきたリンの
優しい一面を垣間見たシーン

「生まなきゃ良かったって育て
 られたら、あーはならないよね
 人に優しくなんかなれないよ」

リンの優しい性格を不思議に思い
尋ねる信代に治が答える

 「普通はならないよな」

リンの優しさは愛されていた証か?
じゃあ火傷の跡はどういう意味か?
また考えさせる。
リンが親元に居るよりも、ここに
居た方が幸せだと思っているから
謎なんだろう…
観ている私にも謎だ…

祥太が信代をなんと呼んでいたかを
質問されたとき、
万引き家族ってタイトルの意味が
突き刺してくる。

 「お母さんって呼んでましたか」

ホロホロと溢れる涙のシーン
 「あの子にとって私は何だった
  んだろうね…」って

よそ様の家族を万引きして作った
偽家族だろうと非難する様な質問…

血の繋がりが無いと
家族じゃないとは思わない
子供を生まないと
母親にはなれないとも思わない
だけど
 “例え命を救ったとしても他人の
  車から万引きしてきた子供は
  お母さんとは呼ばないんだよ”
ってまるで正論のように諭す職員に

「そうだけど!そうなんだけど、
 でも全部間違ってた訳じゃないよ
 そんな言い方ないじゃん」

って反発心を持った。
血の繋がりって、何だろうって。
考えさせられた。

ラストは
小さな女の子が母親の元に戻って
遊ぶ情景描写だ。
小さな子供にとってはどんな親でも
母親が一番の存在であることを
世の中の母親に
自覚させる刺す様なメッセージと
感じたな。

職員が正しい訳じゃない。
リンはきっとまた虐待される
それをまだ理解出来ず、愛されて
いた頃の母親の面影を求めている

自覚せよっ、親っ
思い出せよっ、親っ

ってメッセージかなぁ
なこ

なこ