涙…枠からはみ出て、心の拠り所がなく、まともに暮らすことが難しい、でもそれって他人事じゃないのではないか。
もちろん犯罪は犯罪として取り締まられるべきことだけど、争いようがなく転落してしてしまった場合、再起できないのは不条理だ、と思う。
だから、必死に、心が死にながらも、何かに縋って、ぎりぎりのところでなんとか踏みとどまって生きてる人がいたり、
それを諦めてしまう人もいる、それが現実でしょう。
生きていくことは虚しい、かりそめでも幸福を手に入れられた、
そんな力強い言葉に胸を打たれた。
子供たちには未来があるけど、一方で幸福な未来がこの社会にはあるのだろうか。
俳優陣の演技が素晴らしく、また空気の重み、匂い、質感を感じられる、体験だった。