生きてるだけでお金がかかる。
登場人物たちは、
近所の噂話のネタにされるような身近な事件や出来事の当事者。
その生活を淡々と描いた作品。
映画館でお金を出してまで経済的に余裕があって文化的に意識高い人間たちが、この作品に対して何を思うんだろう。
現代を描きながら、当たり前になってるようなスマホとかSNSとかの繋がりじゃない、別の繋がりを描いている。
お金が目的でも、稼ぐための知恵も気力もない。
社会のルールからズレた感覚を持ってる人達だけど、傷ついた人を家族として向かい入れる、とても優しい感覚を持ってる人ばかりだと思った。
社会的に底辺だと自覚しながら、根本の思いやりは失っていない。
作品のあり方や見せ方、役者さんも、
映画として、とても素晴らしかった。