家族じゃないけど、誰よりも家族で。その家族をみて、自分の家族を想い起こすと、家にいるはずなのに、一緒にご飯食べてるはずなのに、暫く家族をしていない現実に打ちのめされて。先行上映で早々とみたはずなのに、ズルズルときてしまった。家族ってなんだろう。父と母がいて、祖母がいて、兄弟がいて、わいわい食卓を囲む。その人数が毎日一緒にご飯を楽しく食べれることって凄いこと。今日あったことを話して、そんな普遍的な世界を守るって難しくて。是枝監督の描く家族のリアルは胸に刺さるものであり、逆に誰もが羨む理想と呼ばれる家族を描かれると空虚なものであると同じ作品で提示をしてきた。
いつかは、壊れる、僅かな儚い夢と現実に彼らの未来に幸多からんことを。
